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硬い牛肉には圧力鍋が最適!使い方と圧力鍋を使った煮込みレシピまとめ!!

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圧力鍋の魅力は、なによりも時短です。

 

和牛の牛すじは1時間。

国産の牛すじは2時間と、かなりの時間を使ってやわらかく仕上がります。

 

しかし、圧力鍋を使うと和牛のすじが10分ほど。国産牛肉で20分~30分。

かなりの時間短縮になりませんか?

ただし、圧力鍋は危険が伴う調理器具になりますので注意が必要です。

この記事を読むとわかること
  • 圧力鍋の利便性とは?
  • 圧力鍋の使い方。
  • 圧力鍋を使う上で注意点!
  • 圧力鍋を使った牛肉のレシピ。

肉料理の時短調理に必須!圧力鍋はスゴく便利!

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牛肉をやわらかくする方法は数多くあります。

煮込み、ナイフ、ジャッカーなどを使って肉の硬さの原因である繊維をほぐしたり、繊維を切ったりすることで柔らかくなります。

 

しかし、繊維を切ることは片手間で終わりますが、煮込み料理にはどうでしょうか?

例えば牛すじの煮込む時間は和牛のすじで1時間ほど、国産のホルスタイン交雑牛、輸入肉などの安価なものはやわらかくなるまで2時間もかかることがあります。

硬くて子供が食べずらいのではないのかなど考えがちですが、これらを解決してくれるのが圧力鍋の存在です。

この圧力鍋の利点は、長時間かかる調理も時短ができ、塊肉もふっくらとやわらかくすることやガス代、省エネ、煮詰まりや焦げの失敗が少ないなどの多数あげられます。

逆にデメリットとしては圧力を使うため、取り扱いには注意が必要であることがあげられます。

 

圧力鍋の使い方とポイントをふまえながら肉の専門家がおすすめする簡単レシピをご紹介していきます。



圧力鍋の基本的な使い方とは?

圧力鍋は、鍋を密閉して加熱することで鍋の中に蒸気が充満し、鍋全体に高い圧力がかかります。

高圧になると水の沸点は100℃以上になるので、短時間で火が通りやわらかく仕上げるのです。

圧力鍋は家族の人数に合わせて、丁度よい大きさのものを選ぶとよいでしょう!

IH対応はこちら


ガス対応はこちら

オモリ式とスプリング式の違いとは?

オモリ式は、おもりが蒸気の出方を調節することによって、鍋の中の圧力を一定に保ちます。

スプリング式は、蒸気や臭いが外に漏れにくく、音が静かで、表示ピンで圧力の状態を確認できます。

安全ロックピン(表示ピン)とは?

圧力鍋の内部が一定の圧力になると、ふたや取っ手についている安全ロックピンが上がってきます。

この部分は、メーカーによって名称などが異なるので必ず取扱書をみて確認しましょう。

高圧、低圧とは?

圧力鍋は一般的に、高圧、低圧の設定ができるようになっています。

塊肉などを手早く調理するには高圧、蒸し物や煮崩れしやすい食材には低圧が適しています。

料理によって適した圧力を選びましょう。

2段階調理とは?

圧力鍋に付属の蒸し器(中かご)を使えば、2段調理ができます。

蒸し器で鍋を上段と下段に分けて、一度に2品を調理します。

調理を始める前に確認しておくべきこと【必須!】

1

フタをチェック!!

  • 圧力弁や安全弁が動くか、汚れていないかを確認します。メーカーによって構造が異なりますので、確認が必要です。
  • パッキングに亀裂などの傷みがないか確認してセットします。
  • 蒸気口が目詰まりしていないかを確認し、必要であれば綿棒などで掃除が必要です。

3

蓋をしめる!

  • 材料をいれ、圧力鍋にふたを水平においてしっかり閉めます。メーカーや鍋の種類によって閉め方が違うのでよく確認し、間違いなく閉めましょう。

2

加圧スタート!

  • 加熱する際には、セレクターを高圧に合わせます。低圧の指示があるレシピでは、低圧にあわせます。メーカーによってセットの仕方やマークが異なるので確認してください。

初めは強めの中火で!

  • 圧力鍋を強めの中火(炎がなべ底からはみださない程度の火力)にかけます。このとき、開閉ハンドルが手前に来るように鍋をおきます。メーカーによっては、鍋の取っ手を手前にします。

圧力がかかったら弱火にします。

  • 安全ロックピンが上がってきたら、圧力がかかりはじめたという合図です。しばらくして蒸気が出始めたら、弱火にします。
    ここからが計測スタートとなります。

加圧が終わったら。

  • 火をとめたら、安全ロックピンが下がるまで、鍋をそのままにしておきます。火を止めても鍋の中は高温で、余熱を利用して調理を続けています。
  • 火をとめたら、セレクターを辱のマークに合わせ、蒸気を排出して圧力を下げます。セレクターを使って蒸気が排出できない場合は、ふたに流水を少しずつかけ、1分程度かけて冷まします。
  • 圧力が完全に下がったことを確認したら、ロックをはずしてふたを開けます。蒸気でやけどをしないように、ふたを向こう側に向けて開けます。スライド式の場合はボタンを押しながら、フタをスライドさせてあけます。
圧力を使うので扱いには細心の注意が必要!



圧力鍋を使ったビーフシチュー

5

本格的な煮込み料理も短時間ででき、牛肉がとろりとやわらかくなります。

材料(4人分)

牛塊肉・・・300g
塩、コショウ・・・各少量
玉ねぎ・・・1個
にんじん・・・2本
じゃがいも・・・4個
サラダ油・・・大さじ1杯

≪A≫
水・・・カップ2杯
トマトピューレ、赤ワイン・・・各1/4カップ

デミグラスソース(市販もの)・・・290g

今回使用したもの

作り方

  • 牛肉は一口大に切り、塩、コショウをふります。玉ねぎはくし形に切り、にんじん、じゃがいもは皮をむいて一口大に切ります。
  • 圧力鍋にサラダ油を熱し、牛肉をいれます。牛肉の表面に焼き色がついたら玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを加えて炒め合わせます。

加圧は3分⇒放置

  • 圧力鍋に混ぜ合わせた≪A≫を加えてかるく混ぜ、ローリエを加えてフタをし、強火にかけます。圧力がかかったら弱火にし、3分加圧し、火を止めそのまま放置します。
  • 圧力が下がったらふたを開け、デミグラスソースを加えて混ぜ合わせます。塩、コショウで味を調えて、軽く煮込んだら器に盛ります。

料理のポイント

デミグラスソースのようなとろみのあるものは、加圧後に加えること。

牛肉の部位はモモ系が安くすみますが、肉の味の濃いめのすね肉をつかってもよいです。

圧力鍋を無理に開けようとしたり、衝撃を与えないことが大切です!

圧力鍋を使ったトマト風味のロールキャベツ

6

キャベツはみずみずしく、トマトの酸味と甘みが良くしみこみます。

基本のタネの材料(4人分・8個)

キャベツ・・・8枚
合びき肉・・・300g
玉ねぎ・・・1/2個
小麦粉・・・大さじ1杯

≪A≫
パン粉・・・大さじ2杯
溶き卵・・・大さじ3杯
牛乳・・・大さじ1杯
塩、こしょう、ナツメグ・・・各少量

今回使用したもの

タネの作り方
  • 玉ねぎをみじん切りにし、挽肉、≪A≫とよく練り合わせます。
  • キャベツは芯に近い厚い部分をそぎ落とし、さっと塩ゆでします。
  • キャベツの内側に小麦粉をふり、先ほどの練り合わせたものを包み、端をつまようじなどでとめます。

材料(4人分)

ロールキャベツ・・・8個
トマト水煮缶・・・1缶
水・・・カップ1/2
トマトケチャップ・・・大さじ3杯
砂糖・・・大さじ1杯
ローリエ・・・1枚
顆粒スープの素・・・小さじ1杯
塩・・・小さじ1/2~1杯
こしょう・・・少量

作り方

  • ボウルにトマト水煮を入れ、よくつぶしておきます。
  • 圧力鍋にロールキャベツを並べ、材料をすべて加えてふたをし、強火にかけます。

5分加圧⇒放置

  • 圧力がかかったら弱火にし、5分加圧。火をとめ、そのまま放置します。
  • 圧力が下がったら蓋をあけ、器に盛ります。



圧力鍋を使ったクリーム味のロールキャベツ

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濃厚なクリームのとろみが味わい深いです。

材料(4人分)

ロールキャベツ・・・8個
白ワイン・・・カップ1/2
水・・・カップ1と1/2
ブーケガルニ・・・1束
生クリーム・・・カップ1
バター・・・15g
塩・・・小さじ1杯
こしょう・・・少量
パセリのみじん切り・・・適量

作り方

  • 圧力鍋にロールキャベツと白ワインを入れてひと煮たちさせます。水、ブーケガルニを加えてふたをし、強火にかけます。

加圧5分⇒放置

  • 圧力がかかったら弱火にし、5分加圧します。火を止め、放置します。
  • 圧力が下がったらふたを開けます。生クリーム、バターを加え、塩、こしょうで味を調えます。器に盛り、パセリを散らします。

圧力鍋を使った肉豆腐

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たっぷりのお肉に味がよく染み込んでやわらかく、煮崩れがおこしにくいので綺麗です!

材料4人分

木綿豆腐・・・1丁
牛モモ薄切り・・・200g
ねぎ・・・1本
しらたき・・・1玉

≪A≫
だし汁・・・1カップ
醤油・・・大さじ3杯
砂糖・・・小さじ2杯
酒・・・大さじ2杯
みりん・・・大さじ1杯

作り方

  • 豆腐はしっかりと水気を切って8等分に切ります。ネギは斜めに切りにし、しらたきはざく切りにします。

加圧2分⇒放置

  • 圧力鍋に豆腐、しらたき、ねぎ、牛肉を入れます。≪A≫を注ぎ、ふたをして強火にかけます。圧力がかかったら弱火にし、2分加圧。火を止め、そのまま放置します。
  • 圧力が下がったらふたを開け、器に盛ります。

9

圧力鍋を使った牛すじカレー

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牛すじも短時間で仕上がります。肉つきのスジを選ぶとよりおいしいです!

材料(4人~6人分)

牛すじ肉・・・400g
ねぎ(青い部分)・・・1本
玉ねぎ・・・2個
にんじん・・・1本

≪A≫
にんにく、しょうが・・・1カケ(すりおろしでもよい)

サラダ油・・・大さじ1杯
水・・・2と1/2カップ
カレールウ(市販もの)・・・8皿分
ご飯・・・適量

今回使用したもの


牛すじは肉付きとついてなものがあり、肉付きはコクがでやすい!

作り方

加圧15分⇒放置

  • 牛すじ肉は食べやすい大きさに切ります。ネギの青い部分と一緒に圧力鍋に入れ、ひたひたの水(分量外)を注ぎます。ふたをして強火にかけ、圧力がかかったら弱火にして、15分加圧します。火を止め、そのまま放置します。圧力が下がったら牛すじ肉を取り出します。
  • 玉ねぎはくし形に、にんじんは1cm厚さの半月切りにします。≪A≫のにんにく、しょうがはみじん切りにします。

加圧3分⇒放置

  • 圧力鍋にサラダ油。≪A≫を入れて、熱し、香りが出たら玉ねぎ、にんじんを加えて炒め合わせます。牛すじ肉、水を加え、蓋をして強火にかけます。圧力がかかったら弱火にし、3分加圧します。火を止め、そのまま放置します。
  • 圧力が下がったらふたを開け、カレールウを加えて軽く煮込みます。ご飯と一緒に器に盛り完成です。

https://gyuniku-igarashi.co.jp/gyunikuhakase/3396/



まとめ

今回は、圧力鍋を使ったレシピでしたが、牛肉をよりおいしく、やわらかくするには圧力鍋ほど適したものはないのではないでしょう。

ただ取り扱いには、充分注意しておく事が重要なので抑えておきたいところです。

また、「やってみるっ!!」ということがとても大切なので、是非ともチャレンジしてみてください。

 

https://gyuniku-igarashi.co.jp/gyunikuhakase/2559/

 


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